「前からフケが全然治らないんだけど、、、」
「俺ってフケ多いけど、だからハゲるのかなぁ」
薄毛に悩んでいる方には、フケにも悩んでいる方が少なくありません。フケは季節や体の疲れで出てくることもあるので、一見薄毛とは関係なさそうですよね。
実は、フケと薄毛は密接に関係しています。フケが多い状態をそのまま放置しておくと、薄毛が進行してしまう可能性が高いです。
そのため、フケが多い方は、このまま対策をしないでいると抜け毛がどんどん増えてしまいます。
逆に、フケと薄毛の関係性をしっかりとわかっておけば、薄毛の進行を食い止めたり、将来ハゲなくなったりすることもできます。
ちなみに、私は薄毛になる前からフケが多いタイプでした。フケが増えてきたころから、だんだんと抜け毛が増えていったことから、フケの増加がきっかけになったと思っています。
このページでは、「フケと薄毛にはどんな関係があるのか?」「どうすれば、フケを治せるのか?」ということを、私の経験も踏まえて解説します。
Contents
フケとは、「古くなった細胞」
フケの正体は古くなった細胞です。
頭皮の表面では、常に新しい細胞が作られています。そのため、古くなった細胞が頭皮から剥がれ落ちます。この剥がれ落ちた細胞が、フケです。
フケは、不潔なイメージがありますが、古くなった細胞なので、清潔にしている方でもフケは出てるんです。ただし、通常は小さくて目立たなかったり、量が少なくて目にすることがなかったりするので、気になることがありません。
引用:第一三共ヘルスケアHP「ふけ・かゆみの原因」
しかし、フケが気になっている方は、頭を触るとパラっとフケが落ちてきたり、ジャケットやコートの肩に白い粉がついていたりすると思います。目に見えるほどのフケが出る場合は、頭皮が正常でない証拠です。
フケは古くなった細胞なので、フケ自体は汚いものではありません。フケが増えてしまったり、大きくなってしまうことが問題なんです。
フケには「乾性フケ」と「脂性フケ」の2種類ある
フケには大きく分けて2種類あります。
① 乾性フケ
② 脂性フケ
乾性フケは、頭皮の乾燥している方に起こるフケで、乾性フケ自体に水分がなく、パラパラしています。
脂性フケは、皮脂の分泌が多い方に起こるフケで、ベタベタしたフケが出てきます。
今回は、私自身が乾性フケだったので、乾性フケの原因と対策についてお伝えしていきます。
乾性フケ
乾性フケは、皮脂が不足し、頭皮が乾燥している方に起こります。
頭皮が乾燥すると、角質の新陳代謝(古い角質が新しい角質入れ替わること)が乱れて、異常に角質が増えてしまい、フケになってしまうんです。
乾性フケの特徴としては、
・頭を触ると、雪のように白いフケがパラパラ落ちてくる
・スーツの肩にいつの間にか白いフケが溜まっている
・落ちてくるフケは、水分がなく乾いている
などです。
体験したことのある方は多いのではないでしょうか?
自分の服にフケがついていると、「不潔と思われるかも・・・」とかなり焦りますよね。
私の場合は、よくスーツの肩にフケがついていたので、一時間に一回ほど、スーツの肩を手で払って、フケを落とし、バレないようにしていました。
乾性フケの方に共通していることは、頭皮に皮脂が不足していることです。
皮脂は頭皮を守る役割なので皮脂が少ないと頭皮環境が乱れ、薄毛になりやすい環境になっています。
乾いたフケ(乾性フケ)の原因
乾性フケの原因は、主に以下の3つです。
①体質(アトピー性皮膚炎)
②シャンプーのしすぎ
③栄養不足
それぞれ説明していきます。
【乾性フケの原因①】体質(アトピー性皮膚炎など)
アトピー性皮膚炎など、元々の体質によって頭皮が乾燥する方は、乾性フケになりやすいです。
アトピー性皮膚炎で、皮膚のバリア機能が弱くなっているため、皮膚から水分が外へ出やすくなっているからです。
私もアトピー性皮膚炎なので、乾性フケに悩まされました。頭皮がいつもカサついて、頭を触るとパラパラと白いフケが落ちてくる状態でした。
今では、かなり改善されたので、対策については後ほど説明します。
アトピー性皮膚炎など乾燥しやすい体質の方は、乾性フケになりやすいです。
【乾性フケの原因②】シャンプーのしすぎ
過度なシャンプーは、乾性フケにつながります。
市販のシャンプーの多くは、洗浄力の強すぎるため、必要以上に皮脂を洗い落としてしまうからです。
注意したほうがいいシャンプーは、成分にラウリル酸ナトリウムやラウリル酸ナトリウムなどの高級アルコールが入っているシャンプーです。
高級アルコール系シャンプーは価格も安く、手に入りやすいため、使用している方も多いのではないでしょうか。
しかし、高級アルコール系シャンプーをは、皮脂を必要以上に洗い落としている可能性があります。
また、洗い方に関しても、1日2回シャンプーをしたり、ゴシゴシと力を入れて洗ったりすると、必要以上に皮脂を洗い落としてしまい、頭皮が乾燥します。
頭皮の汚れは、シャワーだけで80%の汚れは落とすことができ、残りの20%をシャンプーで落としているだけです。
そのため、シャンプーの回数は、1日1回で十分です。1日2回以上シャンプーしている人は洗いすぎなので、頭皮が乾燥しやすくなっています。
このように過度なシャンプーは、必要以上に皮脂を洗い流してしまうため、頭皮に悪影響です。
まずは、あなたが今使っているシャンプーを確認してみてくださいね。
【乾性フケの原因③】栄養不足
栄養不足も乾性フケの原因になります。
頭皮に栄養が不足すると、角質の新陳代謝が正常に行われなくなります。そのため、角質が再生しづらくなり、頭皮が乾燥し、乾性フケにつながります。
たとえば、食生活が不規則だったりすると、体の栄養に偏りが生じ、頭皮も栄養不足になります。
また、過度なストレスも受けていたりすることが原因です。ストレスは、血管を収縮させて、血行不良を起こし、頭皮が栄養不足になります。
乾性フケの対策
ここまで、乾性フケの原因について、説明してきました。
続いて、フケの対策についてお伝えしていきます。
フケが増えているということは、頭皮の環境が悪い証拠です。そのため、髪が抜けやすい頭皮環境なっています。フケが気になる方は、早めに対策をしていきましょう。
乾性フケの対策は、「頭皮の保湿」と「洗いすぎの防止」
乾性フケの対策は、以下の2つです。
・洗いすぎの防止
それぞれ説明していきます。
【対策①】頭皮の保湿
乾性フケの原因は、頭皮が乾燥していることです。そのため、頭皮を保湿することで改善できます。
肌を化粧水や乳液で保湿している方は多いと思いますが、頭皮も同じように保湿を行うことで、乾燥を防ぐことができます。
頭皮を保湿する方法で、オススメなのは、育毛剤です。
育毛剤は、髪を育てる成分に加えて、頭皮を保湿したり、血行を促進したりする成分を多く含んでいます。
実際に私は育毛剤を使って、乾性フケを治しました。
正確には、フケを治すために育毛剤を使ったわけではなく、薄毛を治すために育毛剤を使っていたら、ついでにフケが治ったんです。
育毛剤の保湿成分などの効果で頭皮環境が改善されたためだと思っています。フケが治った後にも継続して使用していって、薄毛のほうも少しずつ改善されいきました。
ですので、「フケが多くて、薄毛も治したい」という方は、育毛剤がオススメの対策と言えます。
以下でオススメの育毛剤をまとめていますので、興味のある方は覗いてみてください。
【対策②】シャンプーの洗浄力を落とす
2つ目の対策は、シャンプーの洗浄力を落とすことです。
すでにお伝えした通り、高級アルコール系シャンプーは洗浄力が強すぎて、必要な皮脂まで洗い流してしまいます。
そこで、対策として、頭皮の汚れだけを洗い流せるシャンプーを使う方法があります。
そんな都合のいいシャンプーがあるの?と思うかもしれません。そのシャンプーの正体はアミノ酸系シャンプーというシャンプーです。
アミノ酸系シャンプーは、適度な洗浄力なので、必要な皮脂を洗い流すことなく、頭皮を洗うことができます。
成分に○○グルタミン酸や、○○アラミンなどの表記あるシャンプーは、アミノ酸系シャンプーです。
実際に私は、元々肌が弱いということもあり、育毛剤を使う前からアミノ酸系シャンプーを使っていました。
高級アルコール系シャンプーと比べると、泡立ちが少なく、洗い終わった後のスッキリ感がないので、物足りなく感じました。
ただ、一週間ほど使ってみると、髪がキシキシしなくなって、頭皮の乾燥もやわらぎました。今までのように過剰に皮脂を洗い落とすことがなくなったからだと思っています。
私が使ったのは、チャップアップシャンプーというアミノ酸系シャンプーなので、気になる方は一度使ってみてください。
【経験談】育毛剤のほうが効果は高い
紹介した2つの対策のうち、フケに対する効果としては、育毛剤のほうが効果が高いです。
私は育毛剤を使う前に、半年ほどアミノ酸系シャンプーを使用していたので、効果の違いを確認することができました。
シャンプーを変えただけの場合、髪のキシキシや頭皮が乾燥している感覚はやわらぎました。そのため、一定の効果はあったと思います。
しかし、フケがなくなることはありませんでした。
その後、育毛剤を使い始めたところ、3ヶ月ほど経ったところで、目に見える変化が現れました。
それまでよく出てきた紙のようなパラパラとした薄いフケがなくなり、粉状のフケになったんです。
それからさらに3ヶ月経ったところでフケがほとんど出なくなりました。
このことから、アミノ酸系シャンプーと育毛剤を比べると、育毛剤のほうがフケに対して効果があるとわかりますよね。
あなたの体質によって、効果に差はあると思いますので、参考にしてみてください。
また、フケや薄毛は育毛剤やシャンプーだけに頼ってもなかなか改善しません。生活習慣が乱れていると、改善することは難しいです。
規則正しい生活や食生活にも気にしながら、今回お伝えした対策をしてくださいね。
まとめ
このページでは、乾性フケと薄毛の関係について解説しました。いかがでしたか?
乾性フケと薄毛は大きく関係しています。
乾性フケが出るということは、頭皮が乾燥していて、髪の抜けやすい頭皮環境になっているんです。
そのため、乾性フケが気になる方は、薄毛がもっと進行する前に対策を打つことが必要です。
対策としては、頭皮を育毛剤で保湿したり、頭皮に優しいシャンプーに代えたりすることで改善していきます。
私が実際に試して、効果のあった対策なので、自信を持ってオススメできます。
しかし、すぐに効果は出ずに、半年くらいかかったので、あなたが試すときも半年くらいかかる気持ちで使ってくださいね。