「寝不足って薄毛の原因になるの?」
「睡眠不足はハゲにつながるらしいけど、寝る時間帯も関係ある?」
「寝不足でハゲになるって、すごい心配・・・」
薄毛が気になり始めると、薄毛になった原因を考えますよね?
遺伝や食生活、運動不足などがパッと浮かびますが、実は睡眠不足も薄毛の原因になるんです。
仕事が忙しかったり、遊びすぎたりするとついつい睡眠時間って短くなってしまいます。
世界的に見ても、日本人は睡眠時間が短いという統計結果があります。世界30か国で調査を行ったところ、平均睡眠時間の順位付けでは29位だったそうです。
真面目な国民性から、仕事や人付き合いを優先して、睡眠時間を削っているのが原因と言われています。
あなたもついつい睡眠時間を削ってしまうことはあるのではないでしょうか?
しかし、睡眠時間を削ることは髪の毛にとって、非常に悪いことです。もし、睡眠と薄毛の関係を知らずにこのまま短い睡眠で生活してしまうと、どんどん薄毛が進行し、「こんなはずではなかった・・・」と後悔することもあり得ます。
逆に、睡眠と薄毛の関係について、しっかりとわかっておけば、今から改善することができます。
そこで、このページでは「睡眠と薄毛はどういう関係があるのか?」「どうすれば薄毛になりにくい睡眠がとれるのか」ということを、私の経験も踏まえて解説していきます。
Contents
なぜ睡眠が必要なのか?
人は健康を維持するために、睡眠は必ず必要になります。
睡眠には、主に2つの役割があるからです。
①脳の整理
②体の修復
それぞれ説明していきます。
【睡眠の役割①】脳の整理
睡眠の一つ目の役割は、脳の整理です。
人間の脳は、出来事を記憶したり、忘れたりすることで、脳内の整理を行っています。必要な情報とそうでない情報を整理しているんです。人が生存するための情報整理と言えます。
たとえば、日中に嫌な出来事があっても一晩寝ると忘れて、スッキリしていることってありますよね。これは、寝ている間に脳内で記憶の整理が行われているんです。
逆に、日中に記憶したことを定着させることも睡眠の役割です。勉強して覚えたことや仕事で感じた大事な経験などは、睡眠中に大事な記憶として定着させます。
人間は睡眠によって、脳内の整理を行い、必要な情報とそうでない情報を分けているんです。
【睡眠の役割②】体の修復
2つ目の睡眠の役割は、体の修復です。人間は寝ている間に、日中に傷ついた細胞を修復しています。
生命を維持するために、日中に傷ついた部分の修復や、翌日の活動に向けた準備をしています。傷ついた体では、日中に十分な活動はできませんので、睡眠中に傷ついた部分を修復していきます。
風邪を引いたり、熱が出たりしても、しっかり睡眠をとると、すぐに治りますよね。それは睡眠中に体の不具合を修復する役割によって、自分で治しているんです。
髪の毛の成長や修復も睡眠中が最も活発です。成長ホルモンが分泌されて、髪が成長していったり、傷ついた部分の修復を行ったりしています。
このように、日中傷ついた体を修復するために睡眠は重要なんです。
以上が、睡眠の役割になります。脳と体を正常に保つために、睡眠はとても重要だということが言えますね。
睡眠不足の人は薄毛になる!
続いて、睡眠と薄毛の関係について、説明していきます。
睡眠と薄毛は大きく関係しているんです。なぜなら、髪の毛は、寝ているときに一番成長するからです。
副交感神経という体をリラックスさせる神経が働いているときに、成長ホルモンが分泌されます。
特に、夜22時~深夜2時は、髪の毛にとってゴールデンタイムと呼ばれ、成長ホルモンが最も多く分泌される時間です。この時間には、体を休めておく必要があります。
夜22時~深夜2時に体が活発な状態でいると、髪が成長する機会を逃していることになるんです。
そのため、睡眠不足の方は薄毛になりやすいと言えます。
髪の毛は体の栄養が後回しにされている
睡眠が不足していると薄毛になる理由がもう一つあります。
それは、睡眠が不足していると、髪の毛や頭皮の修復作業が進まないということです。
髪の毛は、人が生きていくのに必ず必要な部位ではありません。そのため、睡眠のときに修復される優先度が非常に低いんです。
睡眠中の体の修復は、大切な部位が優先的に修復されます。
たとえば、一番優先される部位で言うと、胃や腸などの消化器です。そのほかにも傷やケガで出血している部分も最優先で修復作業が行われます。
しかし、髪の毛は優先順位がかなり低いので、体にとって大切な部位の修復が終わってから、やっと修復作業が行われます。
睡眠時の修復作業だけでなく、栄養も同様です。食事から摂取した栄養も髪の毛は後回しにされます。
そのため、睡眠が不足していると髪の毛や頭皮が十分修復されません。髪の毛のことを考えると、睡眠不足は、百害あって一利なしなんです。
睡眠不足を解消するための4つの習慣
睡眠不足を解消できれば、薄毛のリスクを下げることできます。そこで、睡眠不足を解消する方法について説明します。
【習慣①】 1日6時間以上、しっかり寝る
一つ目の習慣は、1日6時間以上の睡眠をとることです。
なぜなら、睡眠時間が6時間未満の場合、死亡率が高くなることがわかっているからです。
自治医科大学の調査で、睡眠時間が6時間未満の場合と、睡眠時間が6時間以上の場合を比べると、6時間未満の人は死亡率が2.6倍になると報告されています(J Epidemiol 2004,14,124-128)。
そのほかにも、睡眠時間が6時間未満の場合は7~7.9時間の場合に比べて、心臓病の発症率が6倍、ガンの発生率が3.1倍、その他の疾患が3.1倍と報告されているんです。
このように、睡眠時間が6時間未満になると、人間の体にとって、重要な器官に悪影響をおよぼすんです。
重要な器官が十分にケアされていないということは、髪の毛に対しては、よりケアがおろそかになって当然ですよね。
睡眠時間は6時間以上とるようにしましょう。
【習慣②】寝る前に、ブルーライトを浴びないようにする
寝る前にブルーライトを浴びてしまうと、睡眠の質が落ちてしまいます。
寝る前にブルーライトを浴びると、脳が昼だと勘違いし、体を昼間のモードに切り替えてしまうんです。すると、体内時計が狂って眠りが浅くなってしまいます。
本来、夜になって眠りの準備に入るときは、メラトニンという眠りを促すホルモンが分泌されます。
メラトニンの分泌が始まって、メラトニンが全身に行き渡ったところで眠りにつく、というのが自然な流れです。
しかし、ブルーライトを浴びると、メラトニンが分泌されにくくなります。そのため、寝る準備ができていないまま寝ようとしているんです。
すると、そのまま眠りについても、準備が不十分なので、眠りが浅くなってしまいます。
ブルーライトを強く発しているのは、スマホ・タブレット・PCなので、寝る前にはなるべく見ないようにしましょう。中でもブルーライトが強いのはスマホです。
私はスマホのブルーライトは眠りの妨げになると実感しているので、夜9時を過ぎたらスマホを裏面にして、手の届かないところに置いています。
一見単純な対策ですが、とても効果的です。物理的に距離をつくると、そう簡単には見なくなります。どなたでもできると思いますので、試してみてください。
眠りの質が低いと、睡眠の効果も落ちてしまいます。寝る前にブルーライトを浴びないようにしましょう。
【習慣③】寝る前のお酒は控える
お酒を飲むと、眠りにつくまでの時間は短くなりますが、浅い眠りが続きます。
なぜなら、アルコールを分解するために、体が活発になってしまい、浅い眠りが続いてしまうからです。
そのため、脳や体が十分に休めておらず、体がだるいと感じます。
二日酔いの日って、体がすごくだるいですよね?これは、アルコールが残っているからというのもありますが、脳や体が十分に休めていないことも原因になっています。
お酒を飲むと、尿意で眼が覚めたり、のどが渇いて目が覚めてしまったりすることもあります。すると余計に眠りが浅くなってしまいます。
寝る前にお酒を飲む習慣がある方は気を付けてくださいね。
【習慣④】適度な運動をする
適度な運動をすると、睡眠の質が向上します。運動には睡眠を促進する効果があるんです。
眠りにつく3~4時間くらい前に運動をすると、より効果があります。
なぜかというと、睡眠の3~4時間前に体温を上げることが、人の体温変化に合っているからです。
人は何もしなくても、1日のうちに体温の変化があります。
まず、朝起きてから、夕方過ぎくらいまで体温が少しずつ上がっていきます。
そして、夕方過ぎから少しずつ体温が下がっていくんです。眠りにつくころには、朝と同じくらいの体温に戻っています。
睡眠の3~4時間前に運動をして体温を上げると、そこからは体温が下がっていくしかないので、寝つきがよくなるんです。
私はランニングが趣味なので、仕事が終わったあと走って帰宅すること多いのですが、そういった日は非常に寝つきがいいです。
夜10時ごろに猛烈な眠気が襲ってくるので、耐えきれずに眠ってしまうことが多いです。
運動は1日30分歩く時間を作るだけでも効果はあるという報告もあります。運動の習慣がない方は30分のウォーキングだけでも試してみてくださいね。
以上が、睡眠不足を解消する4つの習慣です。いずれの習慣も難しくないと思いますので、試してみてください。
睡眠不足を解消するだけでは、薄毛は治らない
ここまで、睡眠と薄毛の関係や、睡眠によい習慣についてお伝えしてきました。
しかし、実のところ、睡眠不足を解消するだけでは薄毛を治すのは難しいです。
ここまで読んでくれた方は、「しっかり睡眠しておけばいいんじゃないの?」と思うかもしれません。
たしかに、睡眠や食生活などの生活習慣を整えることで、頭皮に栄養が行きやすくなり、髪の毛にとっては好ましい状態です。
しかし、薄毛の進行がはじまっている場合は、生活習慣の改善だけだと、薄毛の進行に歯止めをかけられても、髪の毛が元に戻るまではとても時間がかかります。
薄毛を改善し、髪を回復させるためには、睡眠不足などの生活習慣の改善に加えて、育毛剤や薬の服用など行ったほうがいいです。
そこで、私は、育毛剤を使用することをオススメしています。
育毛剤には、髪の毛を育てる成分が入っている
育毛剤には、文字通り、髪の毛を育てる成分が入っています。血行を促進する成分や毛根に活性化を働きかける成分などが、髪の毛の成長を後押しするんです。
実際に私はチャップアップという育毛剤を使って、薄毛が改善されました。
20代の後半に差し掛かる頃に、自分の写真を見てみると、大学生の頃の写真と比べて明らかに髪の毛が薄くなっていたんです。
たしかに鏡で自分を見たときは「少し薄くなってきているかもなぁ」くらいだったので、大して気にかけていなかったんです。
実際に写真で比べてみると、明らかに薄くなっていたんです。よくよく思い返してみると抜け毛も増えていたし、髪を触るとパラっと1~2本抜けることも多かったので、薄毛の進行が始まっていたんですね。
「このままでは、将来確実にハゲる・・・」と怖くなりました。
そこで、睡眠や食事を改善しつつ、育毛剤を使ってみることにしたんです。薬を服用するとなると、副作用のリスクが怖いのと、病院に通うのが面倒だったので、気軽に始められる育毛剤を試してみました。
すると、少しずつではありますが、抜け毛が減っていきました。だいたい半年ほど使用したくらいで、気になっていた前頭部が回復していくのを実感できました。
今では、会社の上司にも、「お前は将来禿げなそうだな」と言われるくらいです。
薄毛は、自分では気づかないうちに進んでいます。鏡で見て「薄くなったかも・・・」と思ったときには、以前の状態から3割ほど減っているとも言われています。
そのため、薄毛が気になってきた方は、睡眠などの生活習慣の改善とともに、育毛剤の使用など、早めに対策を打っていきましょう。
まとめ
このページでは、睡眠と薄毛の関係について解説しました。いかがでしたか?
薄毛と睡眠は、深く関係しています。睡眠は人の体にとって重要な役割をはたしていて、睡眠が不足すると体が正常に働かなくなります。
体が正常でないと、人が生きる上で必須ではない髪の毛へのケアが行われないので、髪が抜けやすい状態が作られていきます。
逆に、睡眠がしっかり取れれば、頭皮の修復や栄養の補給も十分に行われるため、髪の毛が生えやすい頭皮を作ることができます。
ただし、睡眠をしっかりとるだけでは、髪の毛を元の状態に戻すことは難しいので、育毛剤の使用がオススメです。
「最近ちょっと生え際が怪しくなってきたな・・・」という方には、育毛剤の使用を検討してください。薄毛の対策は早いに越したことはないからです。
とはいっても、育毛剤にも色々と種類があるので、あなたにあった育毛剤を選んでくださいね。
以下に、オススメの育毛剤についてまとめてありますので、参考にしてみてください。